orizuru
(折鶴)

鎮魂の象徴である折鶴を燃やし、それを写真に撮り、プリントし、1000枚単位で床に敷き詰める。
満たされた折鶴の炎は爆ぜた光の象徴であり、折鶴はあの時消えた人と今いる私たちを繋ぐかすがいとなる













この作品をインスタレーション・舞台として設定して、舞踏家や音楽家とのコラボレーションで舞台作品を制作している。 新たな要素が加わることで、この光の中に新たなものが芽生えるのを感じるのが嬉しい。
パリでは2016年、2018年の2回になる。

2018年(第2回)
タイトル : 'Passé – Lumière – Futur'(過去/光/未来)
開催日 : 2018年11月3日
場所 : Cité internationale des arts

"物語"
“大きな光”によって消えたあなたを探すだれか。しかしあなたは見つからない。あなたはもう幽霊になっているのだから。あなたはそれに気づかず衣を脱いで眠りにつく。どのくらい時間が経ったのか。“長い眠り”から覚めるあなた。久しぶりすぎて生まれ出たように新鮮で、歩き、動き、舞う。やがて高い山の頂にたどり着く。ここから見える美しく青い空を抱きながらあなたは舞う。

"キャスト"
舞台美術・構成・演出 : 澄毅
ダンス : 野西晃造(日本舞踊家), 朝弘佳央理(コンテンポラリーダンス)
音楽 : 北学(サックス), 原澄子(ヴィオラ・ダ・ガンバ), 吉田令(バイオリン)
コスチューム : 井上麻由美

"コンセプト"
この舞台は「死」と「誕(生まれる)」、二つのパートで構成されている。
「大きな光」とは舞台に敷き詰められた1000枚の燃える折鶴の写真が象徴する原爆のメタファー。しかし物語が進むにつれて、折鶴の写真の配置は乱れ、形状が変わっていく。変わって行くのは演者も同じ。舞台では演者は、一人の人間の時間軸なら逆に、死の部分から始まり、生まれ出ることにたどり着く。最終的に演者は高い山(モンブラン)にたどり着き、そこから見える風景が、その乱れた1000枚の折り鶴の炎だとしたら、それは何の象徴になるのか、観客に色々な想像を誘えたらと考えた。

形状を変えながら、「死」にも「誕(生まれる)」にも存在する折鶴の炎の光は、手塚治虫の作品「火の鳥」が担う役割に通底する。私たちそれぞれの生は短く儚いが、そうした生の尺度を超えた存在を見出し、そこに何かを託すことは出来る。それが火の鳥であれ、今回の1000枚の光になって燃える折鶴の写真であれ、託されたものは他の様々な生と死に関わる中で「過去」と「未来」を越え、世界を広げていく。

récit
Vous avez disparu après cette “grande lumière. Quelqu’un vous cherche, mais vous êtes introuvable, car vous êtes désormais un fantôme. Mais ne sachant pas ce que vous êtes devenu, vous enlevez vos vêtements pour rentrer dans le sommeil.

Combien de temps s’est écoulé? Vous vous réveillez après un long sommeil. Cela était tellement long que vous vous sentez à présent ressuscité, marchant, bougeant et en dansant vous arrivez finalement sur le sommet d’une montagne. Vous embrassez le beau ciel bleu qui s’étend.

Installation , Directeur
Takeshi SUMI

Danse
Kozo NONISHI "Danse japonaise"
Kaori ASAHIRO "Danse contemporaine"

Musique
Satoru KITA "saxophone"
Sumiko HARA "viole de gambe"
Ray YOSHIDA "violin"

Costume
Mayumi INOUE














2016年(第1回)
タイトル : ふるえと光
開催日 : 2016年
場所 : cite internationale universitaire de paris maison du japon